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い草について

上敷きの画像

い草とは?

い草は、畳の原料として古くから親しまれている、日本伝統の自然素材です。
湿地や浅い水中で成長する植物です。古くから世界中に自生し、その種類は300近くに及ぶと考えられています。

い草ができるまで

苗分け

7月~8月
手で苗を分けている様子
手で苗を分けている様子
手で苗を分けている様子

夏に、土質の良い畑でい草の苗を作ります。
秋に、掘り起こし成長した苗を株分けすることで、植え付けに適した太さに調整していきます。

植え付け

11月~12月
機械で植え付けの様子
植え付けされたい草

冬になると、水を張った水田にい草の苗を均等に植え付けていきます。

先刈り

5月
機械で先刈りをしている様子
先刈りをされたい草

春に、成長してきたい草を長さのバラツキを抑えるために、い草の上部を刈り取ります。
このように、上部を刈り取ることで成長が促され、より丈夫ない草が育っていきます。

網掛け

6月
網掛けをしている様子
網掛けをしている様子
網掛けをされたい草

先刈りを終えたら、い草の上に網をかけ、伸びたい草が風で倒れ折れるのを防ぎます。

刈り取り・乾燥

7月~8月
い草を収穫機で刈り取っている様子
収穫機で刈り取られたい草
刈り取られたい草を運ぶ様子
収穫機で刈り取られたい草
乾燥の様子
乾燥されたい草を運んでいる様子
乾燥されたい草

夏になると、刈り取りをします。
夏の暑さでい草が傷むのを防ぐため、刈り取り作業は早朝から行われます。
網を外して、最高160〜170cmまで成長したい草を専用の機械で刈り取っていきます。

い草の歴史

  • ~奈良時代

    人類がいつ、い草を暮らしの中で使用するになったのかについては定かではありません。
    ただ少なくとも日本人は、弥生時代からい草を現代の布製品のように暮らしの中で使用していたのではないかと考えられています。
    正倉院から聖武天皇が使用したとされている、世界最古の畳「御床畳」が発掘されております。
    古事記にも畳に関する記述が見られ、このころには畳が誕生していたと言われております。

  • 平安時代~室町時代
    北野天神縁起

    この時代はフローリングの一部でのみ畳が使用され、厚みが加わるとともに大きさの規格化が進められたようです。
    また、建物の中で人の席に当たる部分に円座や置き畳が敷き置かれ、多く使われました。
    この置き畳として使われている様子は絵巻物等に描かれています。
    鎌倉時代には、畳が床つきに進化し、持ち運びから置いて使う形態へと変化しました。
    室町時代では、畳が敷き詰めて使われるようになり、商業化が進みました。また、畳奉行が登場し、畳製造や管理が行われていたようです。

  • 江戸時代~明治時代
    福岡県大木町で明治頃に撮影された輸出する花筵を検査する様子

    農業の発展によりい草栽培と畳表の製織が盛んに行われ、畳産業が発展しました。
    明治時代では、身分制度の廃止や商業の自由化により、畳の需要が庶民に広まり、畳産業が発展しました。また、織機の改良により畳表の大量生産が可能となりました。
    戦前から戦後にかけ、畳表の柄を手作業でプリントした捺染花筵が海外に輸出されました。終戦後の高度経済成長期に国内需要が再び拡大し、い草製品の生産が盛んとなり、 現在では、い草製品はインテリア商品としても広く利用されています。

い草の特徴

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